アジア福祉教育財団では、日本に定住する難民定住者の功績を称え、広く日本の人々に難民への理解を深めて頂くことを目的として、「日本定住難民とのつどい」(以下、「つどい」)を開催しています。この催しは、1982年から毎年、日本政府、国際機関、自治体、民間支援団体などの協力の下で行われています。
表彰式典では、① 難民コミュニティや地域社会に貢献した難民定住者等、② 難民の就労に貢献した企業、③ 生活や教育等の分野で具体的な支援を行ってきた支援者または支援団体、を表彰しています。
この模様は、財団の広報誌「愛」や、YouTubeをご覧ください。
「つどい」における表彰者推薦基準は以下の通り。
1.表彰対象者
難民定住者等、難民雇用事業主、支援者または支援団体、の各表彰基準は以下の2~4の3つのカテゴリーの通りとする。尚、客観性の観点から推薦に当たっては原則として賛同者1名以上がいることを条件とする。
2.難民定住者等 1名 (表彰状・トロフィー)
(1)対象者
次のいずれかを満たす者
① 日本に定住した難民本人(インドシナ難民、条約難民、第三国定住難民。帰化した者を含む)およびその家族。
② 補完的保護対象者およびその家族
③ その他、難民とは認定されなかったものの人道的な配慮を理由に在留を認められた者。
④ 避難民
⑤ 過去に表彰された者であっても、新たに特筆すべき貢献のあった者。
(2)推薦基準
次のいずれかを満たす者。
① 難民コミュニティへ特筆すべき貢献を行った者。
② 日本社会・地域社会へ特筆すべき貢献を行った者。
③ その他、理事長が特筆すべき業績と認めた者。
3.難民雇用事業主 1名
(1)対象者
・複数の上記2.(1)の対象者を長期間(3年以上)、継続して雇用している事業主。
(2)推薦基準
次のいずれかを満たす者。
① 同対象者を積極的に雇用し、かつ、これらの人々の待遇・就労環境に特別な配慮を行っている事業主(給与・住居・仕事に必要な資格、免許の取得・日本語学習のための支援等)。
② その他、理事長が特筆すべき業績と認めた事業主。
4.支援者または支援団体 1名または1団体
(1)対象者
・複数の上記2.(1)の対象者を長期間、継続して支援してきた個人または団体。
(注)行政機関や営利目的の個人、団体を除く。
(2)推薦基準
次のいずれかを満たす者。
① 同対象者に対し、生活、教育等の分野で特筆すべき具体的な支援を行ってきた個人、団体。
② その他、理事長が特筆すべき業績と認めた個人、団体。