NPO法人在日カンボジアコミュニティ(CCJ)への資金援助(防災意識向上講座)
今年度、アジア福祉教育財団は難民コミュニティ団体に対する資金援助事業として、NPO法人在日カンボジアコミュニティ(CCJ)が実施する防災意識向上学習に助成をしました。
この事業は、CCJのメンバーが、日本でどのような災害が起こりえるか学び、備えるべき防災グッズを用意し、災害発生後どう行動するかを学び、意識することで、平常時からそれぞれが家庭やコミュニティで実践することを目的としています。
10月20日、神奈川県総合防災センターにおいて体験実習が行われ、コミュニティからは第一世代から第三世代の子どもを含む約35人が参加しました。センターの職員とクメール語通訳者の案内を受け、震度7に相当する揺れの体験、台風時に想定される風、消火器を使った消火疑似体験、火事の際の煙などを体験しました。
参加者からは「地震の揺れは怖かった。家の中で家具が倒れないように見直ししたいと思う。」「水や携帯トイレなど普段から常備しておきたい。」「煙を吸わないためには体勢を低くしないといけないことが分かった。」など感想があり、この学習会が防災を考えるきっかけとなっていました。
熱心に体験に参加するコミュニティの皆さん