カンボジアのお正月の祝賀行事
4月14日、カンボジアのクメール正月のお祝いにあたり、2つの在日カンボジアコミュニティが主催するお正月行事に参加してきました。
まず一般社団法人カンボジア文化センタークメールサマキ協会によるお正月行事が神奈川県愛甲郡愛川町半原にある、ワットクメールサマキ(カンボジア寺院)およびクメール文化センターにて行われました。この施設は2019年に竣工し、次世代在日カンボジア人のために文化や仏教を継承することなどを目的とした活動を行っています。
当日は、カンボジアの伝統衣装を身にまとった100人近い人々が自家製のお正月料理を持って次々に寺院に集まってきました。電飾等で色とりどりに装飾された祭壇の脇では、カンボジア本国から招聘された僧侶が仏教の行事を執り行い、カンボジアコミュニティの人々が熱心に僧侶の周りを囲んでいました。この場所には技能実習生も多く来ていて、カンボジアをルーツに持つ人たちにとって「心のよりどころになっている」と聞きました。
次に連合在日カンボジアコミュニティによるお正月行事が神奈川県相模原市のけやき会館にて行われました。こちらもクメールサマキ協会と同様にカンボジア本国からお迎えした僧侶を囲み、近隣から集まった人々が熱心に耳を傾けていました。
代表の方による挨拶の後、ステージパフォーマンスとして、子供たちによるカンボジア伝統の踊り、カンボジアの歌謡曲の披露、伝統衣装のファッションショーなど、大変にぎやかで、お正月にふさわしい行事でした。
アジア福祉教育財団は、このような伝統文化行事が世代を超えて長く祝われて、カンボジアの方々の幸せを支える存在であり続けてほしいと思います。